大阪日日新聞 コラム散歩道掲載記事 「大人の遠足」迷い道 守田悦雄
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「おとなの遠足」迷い道

 どこか遠くへ行きたい‥ということで、季節の味・鱧料理を食べに行く思い出づくり「おとなの遠足」をすることになった。

 お店で出会った弁護士、行政書士、不動産関係、人材派遣会社など異業種の役員、管理職、また第一線を退いた人などを含め13名。年齢的にも30歳代から80歳近い人たち、年齢・肩書きなどは、無関係な愉快な仲間たちで行くことになった。

 行き先は、淡路島の「一つ星」のお店である。参加者は、子供の頃、はじめて遠足に行く、前日の気分を久しぶりに少し感じたようである。

 3台の車に分乗し、それぞれ車中の時間を考えて、世代に合わせ、懐かしい音楽などの準備をしてきた運転担当者のおもてなし・思いやりを楽しみながら、渋滞を抜け、明石大橋を渡り淡路島に入る。

 カーナビとスマホの地図アプリの案内に従い目的のお店に向かうが、海辺に向かう方向でなく、山側の方に入って行く案内。

 鱧を食べに行くので、クネクネはわかるが、案内するルートは、車がやっと通れるほどの細いクネクネ道、対抗車が来ると絶対にかわすことができない道である。両方の案内も同じで間違いはない。

 道路状況は悪くなるばかり、流れる懐かしい音楽、きみまろ名言集などに耳を傾ける余裕などない雰囲気が生まれ、だんだんと不安が募る。他の車と連絡しても、同じように迷っている状況で、お店の予約時間は過ぎている。

 お店に電話するが忙しいのか、電話に出ない。何とか迷いながら3台とも無事に到着する。お店の都合もあり、45分で鍋を含むコース料理を食べなければならない。

 その料理よりも話題は、道中のことばかり、ゆっくり味わう雰囲気ではない。安堵感・笑い・空腹感のなか、美味しい料理を慌ただしく堪能した。

 帰る際、お店にあるパンフレットを見ると「カーナビやスマホの地図アプリでは間違った場所に誘導されます。ご注意ください。」の文章に笑い‥‥一同納得。

 何事も、過程が大切であり、苦労すれば一層思い出か残るもの。また思い出を共有できる仲間がいることは、人生の力にもなるものである。愉快な仲間とのご縁に感謝。

 情報化社会において、情報の収集と情報を無条件で受け入れるだけでなく、時には、冷静に考え・判断し行動することを再学習した。強い印象の残る「三つ星」の「おとなの遠足」であった。




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