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透明な醤油風調味料を開発 減塩で健康志向に応える

2020年(令和2年)5月20日(水曜日) 日本食糧新聞


食品メーカー向けに技術情報の提供や食品素材の販売を手掛けるモリタ食材開発研究所がこのほど、健康志向に応える新しい透明醤油風の調味料を開発した。業務用は「コウミロン味ベースホワイト」、家庭用は「味譜一番」として販売予定。

この調味料は、1982年にバイオ技術を駆使して2週間の醤油製造法を確立した際に開発に成功し、技術蓄積を重ね完成させた製品で、コメ、大麦由来の発酵調味料、食塩、調味料(アミノ酸など)などを主な原材料としており、小麦・大豆は使用していない。

従来の淡口醤油、しろ醤油、透明醤油などの調味料と比較して食塩分は5~10%ほど低く、食材の香りや色調を損なうことがないなど、健康志向に応える透明醤油風調味料となっている。

味質的にも、うま味、塩味、酸味などの基本味のバランスがとれた調味料で、幅広い分野の食品の味づくりに使用可能。和洋の家庭料理以外にも、加工酢、ケチャップなどの調味料、焼肉のたれなどのたれ類、牛肉、鶏肉、豚肉などの肉類、総菜、漬物関係、チャーハン、和洋菓子、豆腐など、香りと色調の少ない醤油風の味質を生かした差別化・高付加価値商品に活用できる。

みりん40に対し、「味譜一番」100の配合で、手軽においしいそうめんつゆができるほか、煮炊きもの、酢を入れてのポン酢づくり、ドレッシングづくりにも最適。スプレー容器に入れて、さまざまな料理、食材に噴霧することもできる。

今後の新型コロナウイルス感染終息の見通しのできる時期を目指し、本格的な生産販売に乗り出す計画で、それまでは商品企画開発のサンプル提供、技術提供に努めていく。包装形態は業務用10kg、20kg。家庭用は販売関係者と検討中。


 
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