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天然ハーブ100%甘味料製品化
モリタ食材開発研究所 守田 悦雄社長
大阪市城東区今福南1の2の20

 モリタ食材開発研究所(守田悦雄社長)は、日常の食生活で使用できる天然ハーブ植物100%甘味料の製品化に成功した。ステビア葉を微粉にしたもので、来年2月ごろに自社商品として発売する予定だ。


 同社は1971年に世界で初めて、甘味成分としてステビアの利用、技術提案を行い事業化。商品としては1976年に発売されたカネボウ食品(現クラシエフーズ)のプレイガムや大塚食品のポカリスエットステビアなどで知られている。


 今回は、甘味成分を精製した食品添加物・甘味料としてのステビアでなく、ハーブ植物であるステビア葉そのものを商品化。「ステビアの良さを生かし、発展しながらも、原点に戻り、ステビアの良さをアピールしたい」と話す。


 原料となるステビア種「和甜菊」は、同社が長年品種改良を重ねてきたもので、砂糖の300~450倍の甘味成分が6~10%含まれる。その葉自体を微粉化し、苦味成分も残しながら砂糖の約30倍の甘みを実現。耳かき1すくい程度で口いっぱいに甘みが広がるほどだ。


 葉を微粉化すると茶色っぽくなるものを、研究を重ね、抹茶様の本来の葉の緑を残すことにも成功し「風味なども今までに無いものと自信を持っている」という。


 人工甘味料に代わるものとして一般消費者らの天然、自然志向に応えるとともに、ダイエット甘味料に、糖尿病のカロリー調整で苦労している人たちになど、さまざまな用途に期待がふくらむ。(岡野宏治)


大阪日日新聞 2011年(平成23年)12月13日(火)掲載
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