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焼酎の基本(その歴史と種類、原料を知る)


焼酎には甲類・乙類の二種類があり、製法の違いによって分類されます。
『甲類』は連続式蒸留機によって造られ、主にサワーや酎ハイなどに使われます。
一方『乙類』は、ロックやお湯割で楽しむ、いわゆる「本格焼酎」のこと。こちらは単式蒸留のため、残留した原料の風味がその焼酎の個性・旨味となります。


アルコール度数は甲類が36度未満、乙類は45度以下(泡盛は43度以下)と定められています。『本格焼酎の製造法』は、麹に水と焼酎酵母を加えて造った「酒母」に芋や麦、米、蕎麦などの原料を加えるのですが、この原料には実にさまざまなものがあります。


たとえば南瓜や人参などの根菜類、栗、椎茸、ピーマン、トマト、お茶、牛乳、ひまわりの種など、その銘柄は数千にも及びます。


また、「単式蒸留」にも常圧蒸留と減圧蒸留があり、常圧は大気圧を利用し、昔ながらの濃厚で個性的な味わいとなりますが、減圧は装置を真空化して50℃前後の低温で沸騰させる方法で、雑味の少ない端麗で香り高い味を作ります。


『焼酎の伝来』に関しては諸説ありますが、最も有力なのが、15世紀初頭にタイから琉球王国を経て奄美・薩摩にもたらされたという説。その他、倭寇といわれる日本の海賊が、朝鮮半島や中国沿岸に侵攻した際の戦利品だったという説や、古来から交流のあった朝鮮の高麗酒が、壱岐・対馬経由で伝わったという説もあります。



黒ぢょかで燗がブーム!

「本格焼酎」ブームのもととなったのが芋焼酎。
仕込みには、黒・白・黄と3種類の麹が使われるが、
          黒麹はインパクトのある香りとコクにキレの良さ、
          白麹は穏やかで柔らかい風味、
          黄麹はさわやかでフルーティな味わいが特徴。


黒糖の香り高い洋酒風味


いわゆる「日本のラム」と呼ばれ、奄美諸島だけに
         製造が許可されている。
         原料の黒糖に米麹を加えて造られ、黒糖特有のまろやかな甘みと
         コク、洋酒のような風味が特徴。
         最近はキレのある軽い口当たりのものも増えている。

ロックで麦の香りを飲む

現在主流の減圧蒸留は、淡麗で軽い仕上がりで
          焼酎初心者にもオススメ。しかし最近は、麦本来の
          香ばしさや甘味を残せる、昔ながらの常圧蒸留も
          見直されている。また、麦は熟成により味わいが
          深まるので、樽熟成ものにも注目。

ストレートで存分に味わう

ずっしりと重みのある吟醸香、芳醇でまろやかな味わい。
         どちらかというと硬派な印象のある米焼酎。
          最近では、あっさりした魚料理や刺身などにも合う
          華やかでフルーティな口当たりの銘柄も登場し、人気
          を集めている。

軽い飲み口は冷酒でどうぞ

焼酎原料の多様化のきっかけになったのが喬麦焼酎。
やわらかでほんのりコクのある甘みに、さっぱりとした
          軽快な飲み心地で、初心者にも飲みやすい。
          喬麦の食前酒として、また、そば湯で割って味わうのもいい。


まずは水割りやカクテルで

沖縄特有のタイ米を原料とした泡盛は、米麹100%の深みのある香りときりりとした旨味が特徴。
         貯蔵3年以上の古酒(クース)の濃厚なまろやかさに対し、
         3年未満の新酒の爽快であっさりとした後味と、
         いずれも楽しみたい。



焼酎のおいしい飲み方

 (大切に造られ焼酎を、酒器や飲み方にもこだわって味わう。お湯割りよし、あなた好みのスタイルで。)





    
黒ぢょかで味わう

水で割った焼酎を温めるために生まれた陶器。
前もって割り水をした焼酎を「黒千代香」に
入れて炭火、もしくはコンロに網を乗せ、遠
火でゆっくり温める。器に注いだ時のふわり
と広がる香りがたまらない。1~2日前に割
り水をした焼酎は、焼酎と水の分子が慣れ合
い、アルコールのとげとげしさが減少して、
まろやかな味わいになり、とても飲みやすく
なる。

ロックで味わう

出来るだけクリアな水を用意して、大きめの氷の上から焼酎をゆっくりと注ぐ。



お湯割りで味わう

まずはお湯を先に入れてから、焼酎をゆっくり注ぐ。いい具合に混ざり合い、味がまろやかに。



水割りで味わう

水にこだわって作られる焼酎だから、割り水もこだわって、いろいろな名水で味くらべも。
6(焼酎):4(水)で割るのが一般的。

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株式会社 モリタ食材開発研究所